
昔の私は、競馬でかなり「多点買い」をしていました。
3連複ボックス。フォーメーション。ワイド流し。
「当たりそうな馬は見えてる。
でも、どれが来るか分からないから点数を広げる」 競馬をやっている人なら、一度は経験があると思います。
ただ、ある時から気づいたんです。
👉 点数を増やすほど、“当たっても増えない(トリガミ)” という現象に。
今回は、競馬の「多点買い」と、株式投資の「分散投資(ポートフォリオ)」。
この2つの似ているようで、実は真逆な考え方について書いてみます。
1. 競馬の多点買いは、「的中率」を上げる代わりに回収率を削る
競馬で多点買いをすると、当然ながら当たりやすくなります。
でも同時に、
👉 「1点あたりの利益」はどんどん薄く
なっていきます。
- 3連複を1点だけ買う
- 3連複を20点買う
後者のほうが圧倒的に当たりやすいですが、
その代わり「ガミる恐怖(トリガミ)」や「回収率の低下」が発生しやすくなります。
つまり競馬の多点買いは、
👉 リスクを減らす代わりに、期待利益も一緒に削る 行為なんです。
2. でも株の「分散」は、意味がまったく違う
ここが、投資を始めてから気づいたかなり面白いところです。
株式投資でも「銘柄」「セクター(業種)」「時間」を分散する考え方がありますが、
これは競馬の多点買いとは根本的に違います。
なぜなら株は、
👉 「外れてゼロ(ハズレ馬券)」にならない からです。
たとえば、私の保有株のように
- 商社株(三菱商事など)
- 銀行株
- 紙パ株
- インフラ・通信株
などを分散して持っていると、あるセクターが不調でも、
別のセクターがガッチリ支えてくれます。
しかも配当株の場合、
競馬のように「全部ハズれて一瞬でゼロ」にはならず、
持っているだけで配当金が少しずつ積み上がって いきます。
3. 競馬の多点買いは「攻撃」、株の分散は「防御」
私はここが、一番の本質だと思っています。
- 競馬の多点買い 👉 無理に当てにいくための攻撃の分散
- 株の分散投資 👉 市場から退場しないための防御の分散
1銘柄集中や1セクター集中だと、
その会社や業種が崩れたときに一撃で致命傷を負います。
しかし、地銀・商社・紙パ・建設・通信のように綺麗に散らしておけば、
どこかが一時的に凹んでも、
入ってくる配当全体は意外なほど崩れません。
これは実際に暴落を経験して、身に染みて感じた事実です。
4. 「ポートフォリオ」は、自分だけの最強の馬券
競馬では、自分の本命、穴馬、抑えを組み合わせて自分だけの馬券を作ります。
実は、株の「ポートフォリオ(保有銘柄の組み合わせ)」も、
感覚としてはかなりこれに近いです。
私の場合なら、
- 主力高配当株
- 増配期待株
- 優待株
これらを絶妙に混ぜ合わせ、
自分だけの最強の組み合わせ
を作っている感覚です。
ただし、決定的な違いがひとつ。
競馬はレース終了でリセットされますが、
株は「持ち続ける限り、配当という払戻金が毎年ループして積み上がる」ということです。
ここが本当に強い。
5. 一番危ないのは、「熱くなって集中すること」
競馬でも、「この馬は絶対に来る!」と熱くなって全財産を一点勝負し、
見事に飛ばされた経験はありませんか?(私もありますし、大体やられます笑)
株もまったく同じでした。
- SNSで話題のイナゴ株
- 急騰しているテーマ株
- 資金の一点集中
これらをやりすぎると、ちょっとした暴落でメンタルが一瞬で崩壊します。
だからこそ私は、
👉 「1株ずつでもいいから、徹底的に分散する」 を意識しています。
結果的にこれが、最高の暴落耐性とメンタルの安定、
そしてブレない配当生活に繋がりました。
6.分散は、“退屈”だからこそ強い
正直、分散投資は地味です。
競馬の万馬券のような、脳汁がドバドバ出る爆発力はありません。
でも、
配当が入る
企業が勝手に増配してくれる
もらった配当でさらに株数を増やす
雪だるまが勝手に巨大化する
これを淡々と繰り返していくと、自分の資産が
「じわじわと壊れにくくなっていく安心感」があります。
私は、この退屈だけど確実な感覚が、高配当株投資の一番好きなところです。
7.まとめ
- 競馬の多点買い:的中率を上げる代わりに、回収率を削ることがある
- 株の分散投資:生き残りながら、配当を積み上げていくための戦略
競馬では「そのレースを当てること」がゴールでした。
でも株は違います。
本当に大事なのは、
👉 絶対に退場せず、資産を積み上げ続けること
なのかもしれません。
昔の私は、レースが終わるたびに一喜一憂して感情をすり減らしていました。
でも今は、複数の銘柄から毎月のように配当が届く。
この、何にも脅かされない圧倒的な安心感に、今は心地よさを覚えています。
もしかすると、競馬の修羅場で学んだ「分散」の本当の価値は、
株を始めてから初めて理解できたのかもしれません。
たんかぶジョッキー
※当ブログは情報提供を目的としており、 最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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